離婚する際に決めなければならないこととして、①慰謝料、②財産分与、③養育費といった言葉を聞きますが、その違いがわからないので、教えてください。


①慰謝料

婚姻関係を破たんに至らせた配偶者に対する金銭的な請求です。離婚には慰謝料がつきもののように思われますが、必ずしもそうではありません。離婚事由によって異なってきます。慰謝料請求権は、離婚後も請求できます。ただ、離婚から3年で消滅してしまう場合がありますので注意が必要です(民法724条)。

②財産分与


夫婦が婚姻後に得た共有財産を、それぞれの貢献度に応じて分配するものです。金銭の場合もあれば、土地などの不動産や家財道具などの場合もあります。通常は2分の1になります。財産分与請求権は、離婚後も請求できます。ただ、離婚から2年で消滅してしまうので注意が必要です(民法768条2項但書)。

③養育費

 

父母は、子供に対する扶養義務(民法877条)を負っており、かかる義務に基づいて負担するお金です。なお、過去の養育費については制限する裁判例がありますので注意が必要です。




「有責配偶者」(ゆうせきはいぐうしゃ)とは何ですか?

  1. 夫婦のうち婚姻関係を破綻に至らしめた側を「有責配偶者」(ゆうせきはいぐうしゃ)といいます。相手方に対して慰謝料を支払う義務を負います。